ノートのすみに
かきかけの落書きが
今もまだ僕に
語る
もうとうに捨てた
幼くて馬鹿げてた
絵空事 照らす
赤色
焦燥も諦観も
知らず走っていた
陽の揺れる川
沈むな まだ
進み続ける時の中
静まれ 鼓動
いつまでも大人になれない
遠く澄んだ熱線は
もうくすんで良いのに
今日も数千回描いた
僕の夢を映して燃える
喉の奥を
刺す何かにおびえて
振り返ることを
やめた
路頭こらえた
雫の意味にも目を
そらし続けてる
青色
想像も景観も
捨てたいの
沈めよ ほら
変わり続ける世界だろ
静まれ 鼓動
もう僕を大人にさせておくれ
未知を知る その度
高くなる 青空
手を伸ばす ことさえもう
やめたのに
同じ色染める夕日
沈むな まだ
進み続ける時の中
静かに 燃え
輝きで全てを溶かして
飲み込んだ将来も
遠く抱いた希望も
見つめ続けた
黄昏よ
揺れる水面と
色づく雲と
伸びていく影
瞬く間の景色
どれもが 美しい
トワイライトフィナーレ
ryota01さんの募集曲への応募です。
https://piapro.jp/t/IWj8
変わってしまう自分、変われない自分との葛藤だったり
変わらずにきれいでいつつ、見せる景色は日が落ち切るまで美しく変わっていく黄昏
そんなイメージで書きました。
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