1A
冬のある日、現れた
大きな熊の姿をした
隣国の王子の兄は
薔薇姫に見棄てられた
1B
何故だ、しろばら
君はいない
僕の、この呪いをとく
旅に出たまま、戻らない
1S
嗚呼、愚かにも魔法使いを
殺そうとした、熊王子
薔薇姫に見棄てられ、今
彼女達の母と暮らす
2A
春のある日、知りました
隣国の王子の結婚
相手は、しろばらなんだよ
熊の事など忘れた
2B
そうだ、べにばら
君はどうだ
だけど、僕の事を見ぬ
その目には誰がいるのか
2S
嗚呼、呪いとけぬ熊王子は
魔法使いの、あの笑みが
忘れられずにいる、今も
彼女達の母と2人
C
呪いよとけろ、とけろ、とけろ
殺したいほど憎らしい
あの、魔法使いが
国に戻りたい、戻りたい
仲の良かった隣国の
あの、弟王子は
薔薇姫と結ばれ、幸せに
3S
嗚呼、熊として生きる
それしか道は、無いのかと
苦悩する彼と暮らすは
美しい、双子姫の母
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想