IT）今も目閉じれば浮かぶ
胸の奥のメロディ
だけどあの想いは熱は
少し遠くて

A）磨り減った 消しゴムは
僕にある 何かも連れ去ったみたい
【つれさ(っ)た みたー(い)】
ダメだった 書いたって
繋がらない 線にはならないんだ
【つながらなー(い)】

B）名前のついた情報も
何度も試したよ
それでも 出来ないんだ

S）何も変わらなかったんだ
どうしろって言うんだ
【どうしろ(っ)て】
期待も写真の笑顔も
苦しすぎてさ

2A）視界の端 映り込む
【しか(ーい)のはし】
ピアノはもう 僕をさ責めてるだけ
【ぴあのはも(ー)】

2B）長年弾いた相棒の
“声”すら分からない
どうして！どうしてだよ…

2S）楽譜通りの旋律を
何度も弾いてたよ
人が創った基盤さえ
表せなくて…

B'）書けない 書けない ねぇ…

3S）なんにも変わらなかったよ
漸く分かったよ
苦痛に満ちてる僕には
もう何も無い

4S）さよなら かつて愛してた
大切だったメロディ
【たいせつだ(っ)た】
手を振り踏み出した足は
何処か軽かった
【どこかかるか(っ)た】