失った感情を探してた
きっときっと何も知らないまま、さ

もう生きる糧は迷子になった
大人しく座るぬいぐるみ抱き
昨日の自分と背比べ
ずっと迷いながら歩いていた

声を潜めても
震えるばかり

苦し紛れに吐いた吐息が
冷めきった心を乾かして溶かす

ドライアイスみたいに消費されてゆく命

もしも仮に誰かに変わって
そっとあなたを見守れたなら

後悔は晴れて消えている
とめどもなく生きている



古いアルバム面影求めて
明日を信じることが怖かった
僕の中に渦巻く声が
ラジオのように語りかけてくる

逃れられないよ
もう黙ってよ

せめてこの世に与えられた
性を希望を明日を
歌にして込めて

どんなに枯れ果ててしまいそうでも
声を出す

またね明日そんな当たり前
ずっと言われることも無かった

繰り返し噛み締めた言葉
もう見放さないでいて

朝目が覚めたら
どこにもいない
笑顔のあなたに
また逢う日まで

大人なんて都合のいいことで
誤魔化す人生を歩みたくない

正しさの欠片を掬って煌めきたいんだ

道を作るきっかけをくれた
やっと雨が止んで青空が

間違いを赦すことそれが
僕に出来る正解だ

嗚呼あなたの声は
僕の中で生き続けている
確かに

蝉時雨の鳴く頃に思い出す
いつかの歌を口遊んでた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

歌声アネクドット

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投稿日:2021/06/11 06:31:35

文字数:554文字

カテゴリ:歌詞

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