【S0】
十万年先の 君との約束
僕はまだ 覚えて いられるかな


【A1】
それは唐突に始まった 世界の終わり
見えない手が 僕の 君の 息を止める

「青い惑星(ほし)を君にあげる」と 約束したけど
融かされてく 僕の 意識 どこへいくの

【B1】
美しいまま 壊れていく 君の生まれる場所
覚えていたい でも忘れる 無責任な正義
最後の欠片を手放したら
僕は僕でいることをやめて
寂しささえ 愛しく 思えるのかな

【S1】
十万年先の 君との約束
僕はまだ 覚えて いられるかな

十万年先の 未来の明日
消えそうに ゆらいで 指切りした

傷跡も埋まって消えてく
僕の知らない時を超えて
君に届くように 祈りながら


【A2】
僕が終わっても続いてく 世界の終わり
責める人は いない だから 顔上げるだけ

青い惑星(ほし)をあげる ただし 息はしないで
見えない光 君を 僕を 突き刺すから

【B2】
僕らの選ぶ 未来図は 君までは遠い
加速していく 侵蝕は 忘却の彼方
優しさが日常を壊して
届かない声が届かない
それならもう この手で やめたいけれど

【S2】
十万年先の 君の幸せを
どうやって 祈れば いいんだろう

十万年先の 未来の平和を
殺して いるのは 僕なのかな

愛が一瞬で砕けて
僕の目の前で変わっていく
君にあげたくない こんな世界


【S3】
十万年先の 君との約束
遠くて 怖いよ 届かない


十万年先の 君との約束
僕はまだ 覚えて いられるかな

十万年先の 未来の明日
消えそうに ゆらいで 指切りした

何も変わらないこの場所で
確実に壊れてく未来
君を守りたいよ 叫んで今

君に届くように 祈りながら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

アトミック・エンド

十万年先の未来は、僕らには遠すぎる。

就活が忙しくなるとなぜか作品ができるようですw
以前から書きたいと思っていたものがやっとできました。

何を書いたものか分かりますでしょうか。
かなり抽象的にしましたが、実は原発だったりします。
単純に賛成反対が言えるものではないのは分かっているのですが、
十万年先の人類にまで影響を与えてしまうものってどうなんだろうと。
あまりに遠い時間。力の及ばない時間の距離。
責任とか能力とか全部関係ない。そんな長い時間だと思うのです。
そういうことを認識した上で行動しなくちゃいけないな、と。

めずらしく真面目な内容になりましたが、何か感じとっていただけたら嬉しいです。

閲覧数:213

投稿日:2013/01/20 17:58:57

文字数:735文字

カテゴリ:歌詞

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