―私はボーカロイドの初音ミク。
マスターに買われた時からマスターの作った素敵な曲達を歌い続けてる。
ねぇ…マスター、私は貴方にとって歌うだけの存在じゃないよね?
私は、いつも…あなたの隣に一緒にいるだけで楽しいの。
マスターは?マスターは私と一緒にいるのは、どう思ってるの?
「ミク、新曲出来たよ!聴いてくれるかい?もちろん歌詞も出来てるしミクが歌う曲だぞ」
マスターは上機嫌で私に微笑みかける。
マスターの微笑みにつられて私もニコッと笑いながら返事をした。
「はい!聴きたいです、マスター!」
マスターが作曲した新曲を私は目を閉じながら聴く。
「綺麗…」
…イントロから最後まで聴いた私は、そう呟いた。
ピアノの旋律、悲しげなリズムかと思えば…ゆったりとした落ち着いたリズム。
普段は、せっかちで色々と面倒臭いからってちょっとだけ部屋が汚くて…素直に感情を表せないマスターだとは思えない程に綺麗な曲。
マスターは曲だけには素直になって綺麗なメロディーを生み出す。
私は、そんなマスターが好き。
私は楽しそうに作曲をするマスターが好き。
あなたの作った綺麗な曲が…好き。
「じゃあ、ミク。歌ってみて?」
マスターの指示を受けて歌詞が書いてある紙を片手に曲に合わせて歌い出す私。
……あ…あれ?ちゃんと歌えてるんだけど喉に違和感が…。
「ミク?」
歌い終わった私に近付き心配そうに声をかけるマスター。
「大丈夫ですよ、マスター」
私はニコッと笑った。
けど、マスターは心配そうにしてる。
心配しないで私は歌えるから。
けど、最初は良かったけど毎日練習していく内に私の声は掠れ出にくくなった。
「調子が悪いのかな?修理に行くか」
と言う声に私は「大丈夫です!少し休めば声治る!」と言おうとした。
「………………!」
声が…出ない、出ない?
私はマスターの服を掴んで声が出ない事をジェスチャーで必死で伝えた。
「声…出ないの!?ミク、急いで病院に行こう」
この一言でマスターは私を機械専用の病院に連れて行って検査をした。
検査が終わった後、私とマスターは待っていた。
私の声が元に戻る程度の故障である事を願って…。
NOT VOICE
続きは後で載せます。
歌詞で投稿してる「NOT VOICE」の小説です。
即興で書きましたWW
この小説は今の時代より未来と言う設定です。マスターは男です。
出来れば感想待っています。
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