「ねえ。」
振り返ったらピストルなんか
自分の頭の横に
構えちゃってるきみ
あれ、今日は
ツインテールじゃないんだ
「ねえったら。」
無言だったことに嫌だったのか
返事を要求してきた
「なに?」
「これでこの頭撃ったらあたし、どうなるのかなぁ?」
笑って言ってきた
正直笑えない
「どうって…そりゃ僕ら機械は壊れるよ」
「ほんとに?」
「……は?」
何が言いたいんだろ
てかそのピストル
どこから持ってきたの?
聞こうとしたらミクが
「ほんとに壊れることできる?」
目が真剣でありながら弱々しかった
あぁ、泣きそうなんだ
「壊れたいの?」
「機械であるはずなのに疲れたの」
「僕を置いてく気?」
「……」
今度は眉間に皺。
悩んでる、し、泣きそうだな
「だって…ミクオが壊れる意味だなんてないもん」
小さい声で呟いた
でも1人は嫌なんだろう?
ようやくわかった
「意味とかさ」
頭からすでに離れてるピストルをミクに握らせて
その上から僕がミクの手ごと握る
不安そうな顔つきのミクに
小さく微笑んで
「簡単だよ」
そのままゆっくり持ち上げる
僕の心臓に向けて。
ミクの顔つきが今度は強張った
そして瞳に溜まってた水があふれた
「な…にしてるの!?」
伸ばしてる手をおろそうとするけど
僕の手でそれができない
「この引き金を引くんだよ。ミク、できる?」
優しく聞いてみたけど
「離して!ねえ、ミクオ!」
どうやら聞いてない
こんな状況になるだなんて思ってなかったんだろうね
ま、僕もだけど
「意味はね」
未だもがくミクに優しく
「ミクが寂しいからって」
ミクが止まる
「僕も寂しいからって」
視線が絡む
「一緒にいたいから」
「おいてかないで」
「できる?ミク?」
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本当だしね
「……バカ」
そして、彼女は、引き金を
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