百年魔女のメランコリー 【off vocal】
【百年魔女のメランコリー】
とある村にある
小さな祠には
願いを叶える
言い伝えがある
私は誰なのか
何も覚えてないけれど
手をかざせば傷はふさがって
一つ喋れば草木が育つ
そう なんでも
出来た私は
この村のために身を削って
いつしか私は崇められた
私は何も持たない女の子だけど
少しだけど役に立てるように
今日も私は走って
人々を照らすんだ
聞いた話 曰く
魔法使いがいる
手をかざせば雨は泣き止み
石を握れば金になる
今この世界は
そんな噂で溢れた
それもつかの間で塗り変わった
夕焼けのように村が焼かれた
どうしてそんな
もうわけわからない
真っ赤に燃える空に
手をかざした
雨よ大地を満たせ 彼方まで
刹那 殴られんだ 誰かさんに
目覚めた時に見たのは
人の形の何かだった
その動かない何かは
とても見覚えがあったんだ
見損なったな 腐った人達
もういいこんな
世界ならばいらない
この私が生まれたその理由とは
分かる時まで眠ろう
百年ほど
嫌なことも忘れて次世代へ
後に残ったのは
祠と止まぬ雨
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