猩々緋の飛語

貴方はいつ何時だって云ったでしょう
「 愚者と狂者の言葉のみ真実 」と
今日も、独語に垂れる無縁の詭弁共に
目をつぶり今日という日を終わらせる

そうやって掴んだものは全て二束三文
平静さを奪う見出しや売り出し文句達
価値ない価値観がまた僕を煽り立てる

此処は「猩々達の住処」
誰しもが、正しき言葉に縋りたい
そんなもの何処にもない知識すら
為熟(しこなす)間もなく壊されちまったんだ

飛び交う諸説紛々 極端な論証法
毒を制すまで

彼奴はいつ何時だって云ったでしょう
「 強者は事実の因果を信ずる 」と
ただただ、賢くありたくば、疑うだけ
耳をふさぎ、吉左右のみ 待っている

どうやって選ぶべきか 末は自己責任
都合のいい物ばかりで脳を固めてゆく
声なき問答が僕を迷い苛立たせてゆく

此処は「猩々達の住処」
誰しもが、慥かな事実を知りたい
答えなど簡単に手に入るわけない
読み違いと誤解が折り重なりゆく

此処は「猩々達の住処」
我先に、目前の悲劇から逃れたい
もういっそ、赫赫と染め上げれば
これ以上、中てられることはない

このままでいいのなら・・・・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【歌詞】猩々緋の飛語/初音ミク

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投稿日:2020/06/11 21:39:58

文字数:492文字

カテゴリ:歌詞

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