いつからか出口のない
小さな箱に巣(す)んでた
おぼろげな自分（ボク）の光だけ
頼りに呼吸をする

ふと思いついた外への扉は
この壁を壊した先にあると

蹴り破って越えたそこに
開(ひら)けた世界は　光に溢れていて　あぁ
満ちる冷えた空は
底なしの海のよう　軋む体を今醒ます　　-relight-

眩しさに馴染んだ目で
辺りを眺めて射(い)たら
気がついたこの世界はもう
誰かが歩いた跡(あと)

ふと思い出した未知への扉は
この時を流した未来(さき)にあると

立ち止まらず振り返らず
目指した世界は　希望に溢れていて　あぁ
掛ける星の人は
ひだまりの月のよう　掻き消されぬよう息(いき)る

一人一人違う光(いろ)を持つから
自分(ボク)は自身(ボク)の色を守りたい

壊して進む先に
開(ひら)けた世界は　光に溢れていて　あぁ
満ちる冷えた空は
底なしの海のよう　軋む体を今醒ます

早くもっと速く
飛び絶(た)つ世界は　源色だけのモノクロ　あぁ
今も広がる
無限の宙(そら)の中で　たった一つのひかり手にして

-relight- Ah