霞みゆく桜と
通り過ぎた人たち
冬の栞を手に
君だけが立ちつくす

色のない瞳は 
ささやかな微笑みは
哀しむことさえも 
手放した証しだった

日だまりには
なれない僕の
淡い熱を
どうか、信じて

「春を迎えにゆこう」
風が掻きけす願い
霜柱の花と
佇(たたず)んだ君の影

どんな言葉だって
むなしく宙を舞って
白む吐息だけが
この距離を満たしていた

温もりには
足りないけれど
淡い熱を
届けたいんだ

せめて、せめてひとつ
僕にできることを
かじかむ手で結ぶ約束を

君の白い指に宿した
君を閉ざす冬が解(ほど)けてく

やがて、ふたり
心が触れる
伝う涙
いまはこのままで

「受け取ってくれるかな」
花束の代わりに
ありふれた季節が
僕らを包み込む……

誰もが過ぎ去った
桜眠る小道で
見つけた雪解けは
ふたりの秘密にしよう


~~
以下、発音イメージです。
()内は2文字
「っ」は省略表記しています。
~~

かすみゆくさくらと
とおりすぎたひとたち
ふゆのしおりをてに
きみだけがたちつくす

いろのないひとみわ
ささやかなほほえみわ
かなしむことさえも
てばなしたあかしだあた

ひだまりにわ
なれないぼくの
あわいねつを
どうかしんじて

はるをむかえにゆ(こお)
かぜがかきけすねがい
しもばしらのはなと
たたずんだきみのかげ

どんなことばだあて
むなしくちゅうをまあて
しらむといきだけが
このきょりをみたしていた

ぬくもりにわ
たりないけれど
あわいねつを
とどけたいんだ

せめて、せめてひとつ
ぼくにできることを
かじかむてでむすぶやくそくを

きみのしろいゆびにやどした
きみをとざすふゆがほどけてく

やがてふたり
こころがふれる
つたうなみだ
いまわこのままで

うけとてくれるかな
はなたばのかわりに
ありふれたきせつが
ぼくらをつつみこむ

だれもがすぎさあた
さくらねむるこみちで
みつけたゆきどけわ
ふたりのひみつにしよお

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

とある雪解けの日に

ryota01様の歌詞募集曲https://piapro.jp/t/u0WFへの投稿用です。

もともとの曲イメージがとても素敵で……それを踏まえつつ、
季節の移り変わりのような表現をしてみました。

修正対応可能です。
また、自分でも締切日までに微修正するかもしれません。

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閲覧数:84

投稿日:2026/02/28 20:15:14

文字数:840文字

カテゴリ:歌詞

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