無情に流れていく秩序
（乱れも無い酸素の供給）
非情に決まっている律動
（変えられない最期の照準）

見えている　見えている　見えている
（それは生命の神秘）
聴こえている　聴こえている　聴こえている
（それは生命の神秘）

猶予はない
後悔の間もない
奇跡に2度はない
私達に天国はない

月に穴を開けよう
そしたら悪役にならずに済むだろう
優柔不断が災いした
正しいことが分からなくなった

味がする　味がする　味がする
（それは生命の神秘）
匂いがする　匂いがする　匂いがする
（それは生命の神秘）
触れられる　触れられる　触れられる
（それは生命の神秘）
熱がある　熱がある　熱がある
（それ生命の神秘）

雨に慣れた子どもは
晴れた空で火傷した
枯れ木に咲いた花の綺麗さも
見えなかった

どんな怖さも
どんな愚かさも
涙一つでは掻き消せないから
雨が　痛いほどの雨が
突き刺して　刺して
温もりを教えてくれたら