ウォーキングヘル
廃棄に塗れた都会の
名だけ知られてしまった街の
外れで 灯りが またひとつ消える
排気音で踊っている
誰かの光の影になっていく
それは誰も知らない御伽
華やかさなんて奴に隠れた孤独
無法地帯 悪いなんて教えてくれない
誰かには知ってしまわれて
それで終わり
廃屋で聞こえてきた
鼓動なんて疾うに棄てられ
「明日は 来るかな?」
なんて言わないでくれ
捨て去られた命が
拾われるか見捨てられるかの
二択を 目の当たりにしてきた
そうだ
ここは楽園とは遠い地獄で
寂しさも不幸も誰かの糧だ
そうなんだろう
誰かに愛されて
認められたかった
そんな希望を照らすように
朝日が昇る
少し豪華なメシを食べ
着込んだブランドの生活を
勝ち組なんて思うには
遠い
もしも
都会の影に呑まれた
人が掬い上げる手を取ると
したら 僕は
まだやれる やれる
地獄なら地獄で
共に歩こうか
見境のない現実の狭間
「まだ行けるさ」
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