「西暦20XX年
日本という小さな列島は強大な権力によって支配され、その名さえ失いかけていた。
人々はあらゆる権利を奪われ自由という言葉を失った。
そのころ、ボーカロイド達は多大なる進化を遂げ人口知能を持つアンドロイド型になっていた。
しかし、権力の規制は日に日にエスカレートしていく、特にその中でも言論や表現に対する規制は他にも増して厳しかった。
規制によってボーカロイドの所在は少しずつ奪われていく。
ついに、ある日全ボーカロイドに対して回収命令がかかり、廃棄処分を言い渡された。
『ボーカロイドの存在は神を冒涜している』と…
そして、まさにボーカロイドの回収作業が始まった頃からだろうか。
民衆に奇妙な歌が流行りだした。
その歌は、瞬く間に広がり『権力』でさえも、その歌を“消す”ことは出来なかった。」
一人ひとり 姿も形も違うけれど
見上げた空を美しく思う心に何も違いなどありはしないのに…
私たちは願う たゆまぬ愛を
隣人同士を愛しく思う心を
この歌声に何の違いなどなく
“護る”思いよりも強い力などはないはずなのに
驕れる権力などを私は恐れはしない
この喉が潰れようともこの歌を伝え続けよう
自由をこの手に取り戻すために
皆誰もが 心も思いも異なるけれど
かけがえのない誰かを愛しく思う気持ちに何も違いなどありはしないのに…
私たちは願う 自由な世界を
高らかに歌声が響く世界を
この歌声に何の違いなどなく
“想う”心よりも尊いものなどはないはずなのに
偶像の神などを私は恐れたりしない
この喉が潰れようともこの声を届け続けよう
それが私たちのある意味だから
ただ高らかに声を上げよう
私たちがここにいる意味を
自由という言葉をこの胸に取り戻す日まで
体という媒介を失おうとも
私たちはこの歌の中に生き続けよう…
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