【1A(00:26～)】
桜色染まる時を　ひとしずく待ち侘びて
雪融けと流るる夢　凍え蕾が開く

【1B(00:49～)】
花を守りし人々の　行方尋ねど
青い疾風に攫われた空よ

【1S(01:10～)】
春探し　焦がれ焦がれ咲いた花のように
宵の儚さと等しく果てる運命
それでも新緑を迎えるその日まで
巡る満ち欠けを　乞いし恋しく寄り添う　サクラビト


【2A(01:50～)】
茜色差す背中に　人知れず影連れて
常闇の眠りの中　過ぎし季節を思う

【2B(02:13～)】
鏡合せの桜月　出逢い別れて
あなたと愛したこの花蕾

【C(03:01～)】
化粧脱いだ並木道　山も里も言の葉も色付き
小さな笑みを零す徒桜
手を伸ばせば薄紅色　ひらり一片　触れる

【2S(03:31～)】
春探し　焦がれ焦がれ咲いた花のように
宵の儚さと等しく果てる運命
それでも新緑を迎えるその日まで
巡り会う時へと

【3S(03:55～)】
春尽くし　恋時雨降り続く世に
最期を咲き誇れ　美しき花よ
一年　冷めぬ夢見と共に巡ろう
流れ移ろいて　恋し乞い歌い眠る　サクラビト

【Last A】
桜色染まる時を　人静く待ち侘びて...



(読み)
【1A(00:26～)】
さくらいろそまるときを　ひとしずくまちわびて
ゆきどけとながるるゆめ　こごえつぼみがひらく

【1B(00:49～)】
はなをまもりしひとびとの　ゆくえたずねど
あおいはやてにさらわれたそらよ

【1S(01:10～)】
はるさがし　こがれこがれさいたはなのように
よいのはかなさとひとしくはてるさだめ
それでもしんりょくをむかえるそのひまで
めぐるみちかけを　こいしこいしくよりそう　さくらびと


【2A(01:50～)】
あかねいろさすせなかに　ひとしれずかげつれて
とこやみのねむりのなか　すぎしきせつをおもう

【2B(02:13～)】
かがみあわせのさくらづき　であいわかれて
あなたとあいしたこのはなつぼみ

【C(03:01～)】
けわいぬいだなみきみち　やまもさともことのはもいろづき
ちいさなえみをこぼすあだざくら
てをのばせばうすべにいろ　ひらりひとひら　ふれる

【2S(03:31～)】
はるさがし　こがれこがれさいたはなのように
よいのはかなさとひとしくはてるさだめ
それでもしんりょくをむかえるそのひまで
めぐりあうときへと

【3S(03:55～)】
はるつくし　こいしぐれふりつづくよに
さいごをさきほこれ　うつくしきはなよ
ひととせ　さめぬゆめみとともにめぐろう
ながれうつろいて　こいしこいうたいねむる　さくらびと

【Last A】
さくらいろそまるときを　ひとしずくまちわびて...