それは映画館の帰りのこと。
「カエデちゃん、このあとって用事ある?」
「ううん、あとは帰るだけだよ?」
「姉さんがさ、お菓子もあるしよかったら話したいって言ってて、カエデちゃんどうかな?」
ミナトくんのお姉さんってどんな人だろう・・?
「私も会ってみたいなぁ〜、どこかで待ちあわせするの?」
するとミナトくんが少し恥ずかしそうな様子になる。
「その・・、俺の家なんだけど・・、男子の家はやっぱり・・、嫌かな・・?」
目的はお姉さんと会って話すことだけど、場所は好きな人の家・・!?
恥ずかしいけど嬉しい話!!
「私は行ってみたいな!」
「本気の掃除するから!換気もよくしてちゃんとファブリーズもするから!自分の部屋の掃除ってあと何だ?!」
あわてた様子のミナトを可愛いと思いながら2人はミナトの家へ向かう。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

春の楓(10)

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投稿日:2023/07/12 05:35:59

文字数:353文字

カテゴリ:小説

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