「静寂ヲバ抱キシメテ」

歌:巡音ルカ
作詞・作曲:Shu

宵闇に閉ざされた街の喧騒は
冷え切った釣鐘の轟みたいだ

人々は抗えど声も出せぬまま
暗闇に飲み込まれ じわりじわり壊れた

ああ 歌姫の歌は 虚しく響く
神もいない 答えもない 籠の中に

いつかこの場所に灯りが 再び灯るならば
凍りついた亡骸に 花を手向けたもう
放たれた街の鼠が暗闇を運ぶなら
錆びついた空に向け 思いを馳せん

ひと時の激情は銃を握らせた
引き金を引き掛けて音を立てず戻した

ああ ここでの「正義」は劇薬のよう
誰も皆 取り乱し刺し違えば 

着きかけた蝋燭の火が闇に紛れて消えた
先の見えぬ苦しみに道理などはないと
青い鳥たちの叫びが慟哭を運ぶなら
安寧の街を求め1人旅立たん

未来さえ 見えぬ霧なれど
晴れゆく時には忘却の彼方

闘いはやがて終わると 風たちは囁いた
焼けつくような朝の陽が頬をちくりと刺した
いつかこの場所に灯りが 再び灯るならば
静寂をば抱きしめてただ春を待たん

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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静寂ヲバ抱キシメテ | Shu feat. 巡音ルカ

「静寂ヲバ抱キシメテ」の歌詞です。
作詞・作曲:Shu

閲覧数:254

投稿日:2022/02/28 17:11:40

文字数:438文字

カテゴリ:歌詞

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