虚しさは海に
溶かしてしまう
青い化学反応
手が滑った
眼鏡越し覗く
意味のない虚像
失くしたことも忘れ
告げる愛
宙を掻く両の手が
光に伸びている
背に受けたぬるい熱
また朝が来ただけ
化学式を練り
でっち上げの色素
粘つく指の腹で
乱暴に描く(えがく)
割れるフラスコと
漏れ出す気体と
ラベンダーが香れば
時駆けるのか?
宙を掻く両の手が
光に伸びてる
眩しくて辛いな
いつしか目を覆う
眼鏡越し覗く
意味のない虚像
失くしたことも忘れ
告げる愛壊し
時すら駆けたいと
叫べど届かずに
縋る(すがる)世の文明に
手が滑った
宙を掻く両の手が
光に伸びてる
それは届くことなく
地に堕ちるだろう
背に受けたぬるい熱
また朝が来ただけ
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