僕の声は狭い部屋に響いた
外は白い雪に包まれていく

冷たい夜に心預けて
くだらないままに時間が過ぎた
少し浮かれた街の明かりに
僕の視界が滲んだ

降り積もる真白な雪は
何よりも綺麗でした
とめどなく溢る涙も
今はもう拭きはしないわ

僕の吐いた白い息が溶けていく
夢に描いた日々はどこか切ない

曇りガラスの向こうのほうに
届かない言葉いくつも重ね
何も見えない暗闇の中
瞼を閉じて探した

降り注ぐ冬の魔法を
かけられたつもりでした
声もなく届く言葉も
今はもう届かない
咲きほこる真冬の花は
控えめなやさしさで
最低な僕を見つめて
落ちていく、雪の轍へ

泣いていた僕の隣で
なぐさめる君の声

『雪が解けて、春になっても、覚えていて』

私を

雪の中はしゃぐあなたは
何よりも綺麗でした
とめどなく溢る笑顔も
今はもう見えない
解けだした冬の魔法を
もう一度かけてみよう!
控えめな君の言葉が
今日もまた響いた

僕の描いた
小さすぎる世界は
音も、色も
雪とともにとけていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

カメリア

閲覧数:96

投稿日:2018/12/23 16:09:47

文字数:444文字

カテゴリ:歌詞

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