身体中棘に覆われてる
この荊みたいな鎖を
引き剥がそうとしてみるけれど
手が穴だらけになっておしまいさ

あぁ また 君が嗤ってる
何もできない僕を見ては また いつものように

絡み付いたこの身体で
一体何ができると言うんだい?
さぁ お得意の自己否定 見せておくれよ
傷付いて 泣きじゃくって 何にもなろうとしないんだ

「まるで君は荊のようだ
絡み付いてその棘を刺し
引き剥がそうとする手を寄せ付けず
そうして残った身体は傷だらけ」

そんなことして 何になると言うの
暗く沈んだその瞳を覗きこんだ

傷付いたこの足で
一体どこまで行けるのだろう?
さぁ 大好きな自己満足 示してみてよ
転んで 倒れて進めない どこへも行けやしないくせに

「さぁどうだい 傷を見せてごらん」
そう言った君は嬉しそうで

どうにもこうにも 嫌悪が収まんない
君の全てが 僕の全てが 大嫌いさ

君の荊で 僕を抱き締めて
そうして首まで絡み付けば良い
ねぇ 「いとしいイバラヒメ」 愛を捧げてよ
僕が笑っていられるうちに さぁ

君の荊で 僕を苦しめて
痛いほどの愛はもうこりごりさ
あぁ 何もなくなった僕からこぼれる
赤い赤い愛が滲んで 溶けてった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Brier

閲覧数:15

投稿日:2019/02/16 23:22:21

文字数:521文字

カテゴリ:歌詞

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