リン「離せーーーーっ!!」
山賊手下「散々暴れやがってなんてガキだ」
リン「こんなか弱い女の子に手荒なマネなんて信じられない!バカ!カバ!ハゲ!!」
山賊手下「なんだと!」
親分「随分と口汚ぇガキだな、あのしおらしかった姿とはえらい違いだ」
リン「ぐ…、だってあれはレン…」
親分「こんなガキに油断して金盗られたなんて、わかるよなぁ嬢ちゃん」
  「人の物は盗っちゃいけませんって教わらなかったか?ぁあ?」
リン「アンタ達に言われたくないわよ!山賊のくせに!」
親分「まあいい、盗られた分は倍にして返してもらうからよ~」
リン「お、お金なんて持ってないんだから!」
親分「なぁに、嬢ちゃんみたいなのに大金出す変態金持ちってのはけっこういるもんだ」
リン「な!!?」
親分「せいぜい優しいご主人様に買って貰えるといいなあ?げっへっへっ」
部下「お頭!そのガキを返せって野郎が乗り込んで来やがりました!汗」
親分「はん、山賊のアジトに乗り込んでくるなんてふてえ野郎だ」
 「身ぐるみ剥いで棄てちまいな」
カイト「そうはいかないな」
親分「な!なんだてめぇは?!このガキの知り合いか?」
リン「誰か知らないけど助けて~~~っ!」
親分「このガキはな、俺達から財布盗っていきやがったんだよ」
カイト「う~ん、僕も盗られたから気持ちはわかるけど・・・」
リン「あーーーーっ!思い出した!お金はさっぱりだったけどやたらネギが財布に入ってた今日のカモ!」
カイト「・・・」
親分「・・・」
リン「あ・・・え~と・・・」
親分「兄ちゃんも同じ目にあってたとはな。それを取り返しに来たってわけか?」
カイト「それもあるけど・・・、いくらお金を盗られたからって年端もいかない女の子を売ろうってのはやり過ぎなんじゃないかな?」
親分「これが俺達のやりかたよ、口出ししないでもらおうか」
 「それより兄ちゃんも自分の心配したほうがいいってもんだ。お前ら!出てこい!」
部下を呼ぶが出てこないか、少数
親分「おい!他にの奴らはどうした?」
カイト「鉢合わせた彼らにはあらかた眠ってもらったよ・・・君達で最後かな?」
親分「なんだと?!」
 「くそ!このガキがどうなってもいいのか?!」
レン「そうはさせないっての」
レンが後ろに回っていてリンを奪う
リン「レン!」
親分「いつの間に?!こっちの男は陽動か」
カイト「そういうことだね」
頭「このまま帰れると思うなよ!やっちまえ!!」

戦闘。


親分「うう・・・、くそ!何なんだこいつらは!」
カイト「さぁ、観念してもらおうか」
ミク「山賊なんて悪いこと、したらダメですよ!」
リン「そうそう、人のもの盗るなんて悪いことなんだから」
レン「お前が言うのかよ」
リン「わ、私はちゃんと反省したもん!」
 「それに実際に手を出した実行犯はレンだし」
レン「首謀者はリンだろ!俺はいやいや付き合ってやってたんだからな!」
リン「またまた~、あんなカワイ子ブリッコしちゃってノリノリだったんじゃないの~?」
レン「誰がだ!!」
親分「なんだとーーーーーーっっ!!!!」
「「「「!!!!」」」」
リン「え?な、何よ急に」
親分「捕まえてみりゃ、ずいぶんと雰囲気が違うし色気のねえ小娘だと思ったら・・・」
 「まさかそっちの坊主だっただと?!」
リン「ちょ、色気ないって何よ!」
レン「そ、あんたがバカみたいに鼻の下伸ばしてた相手は俺ってこと。残念でした」
親分「・・・・・・・いや、悪くない」
リンレン「「へ?」」
親分「むしろ大歓迎だ!!!」
リンレン「「はぁああああ?!!」」
親分「女装した男の子だったなんて・・・こんな気持ちは初めてだ」
レン「ヤメろーーーーっっ!!」
ミク「あら、レンくんのファンができてしまいましたね」
カイト「・・・ご愁傷さま」
リン「私より色気あるとか納得いかないけど、お姉ちゃんは応援するよ!」
レン「生暖かく見守るんじゃねぇ!!」
親分「レンきゅん」
レン「ぎゃーーーっ!!」

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山賊イベント

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投稿日:2017/02/08 02:45:04

文字数:1,665文字

カテゴリ:小説

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