Instrumental Track

 湯浴みを終えて軟らかいソファーに凭れる。心臓は脈を速く打ち、手は赤く、息は上がっている。
 窓外からバイクの音が聞こえ、目を閉じて帰りを待つ。
 これから夜を越す。何だか寂しい季節になって、頭蓋骨のもじゃもじゃがぎざぎざになる。
 束の間に、りんりんと鳴いていた鈴虫風の風が凪いで、また、鳴きはじめる。バイクの音が遠くなる。

ライセンス

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20230918 YoNagaDuki_歌詞

2023年12月28日投稿作品

『実存者の音楽』として投稿した楽曲群の12曲目の歌詞です。

この曲はインストゥルメンタル・トラックです。歌唱はありません。

歌詞テキストにはこの曲をイメージした詩文を載せております。

閲覧数:45

投稿日:2023/12/31 00:23:35

文字数:183文字

カテゴリ:歌詞

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