傾いだ登頂点五里霧中何も見えず
望んでた景色なんだろ?見渡せよ
旗を立てて石を積んで叫べばいい
どうせその旗だってレンタルなんだ

輪郭を見せびらかしたい夢なら
中身なんて必要ないはずだろ?
みんなどっかこっか破けてんだ
詰め込んでいきゃ勝手に漏れてく

悲しい現実は大抵悲しくない
鬱陶しいだけの重たい鎖だから
振り回して誰かを巻き込んでしまえ
運の悪いやつが引っかかるさ

逃がし続けていたため息の花束
ひとひら残らず食べ尽くしましょう


危ういな緩衝点呼気受給錆で見えず
掴んでた世界なんだろ?眺めろよ
岩を割って水を出して叫べばいい
どうせその杖だって借り物なんだ

包装を振りかざしたい明日なら
中身なんて腐ってても良いだろ?
みんな包むのが下手くそだから
ボロボロの指先に一輪が輝くんだ

苦しい問答は大抵答えがない
空々しいだけの儚いくびきだから
振りほどいてどこかに突っ込んでしまえ
タチの悪いやつがひん曲がるさ

生かし続けていた涙目のanthem
ひとつぶ残さず飲み干しましょう


いちいち立ち止まってどこにいるかを
気にして伝えて褒められたいんだろ?
放課後にGPSで監視されるようにさ
電波ごと引きちぎって海にでも捨てちまえ

いいかあのな親も大人も存在しないんだ
居るのはヒトみたいな生き物だけだ
年も性別も経験値すらみんなおまけで
どうしようもなく全員わがままなだけ

その前提でぐるり周り見てみれば良い
昨日とは何もかもが違う現実になる


卑しい自分は大抵卑しくない
清々しいまでに普通の気持ちだから
塗りつぶして誰かに吐き出してしまえ
間の悪い奴が笑ってるさ

探し続けていたお望みの野望
ひとつも残さずに出し尽くしましょう


錯視も錯聴も味方にして纏ってけ
見抜けないコピー用紙が過ぎ去って
指さした子どもだけが真実を告げる
そして王様はもうどこにもいない

最初から王様なんかいないんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

いないないKING

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投稿日:2023/08/11 22:16:50

文字数:815文字

カテゴリ:歌詞

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