短編小説『モブの葛藤』



はじめまして、私はとある小説のモブです。

私たちモブは、何かあったときの野次馬だったり

その場の喧騒を表すような時に使われますが

やっぱりモブだって目立ちたいです。

ですが目立っちゃうとモブじゃ無くなってしまうし、

だからと言って味気ない生活を送るのも如何なものかと思われ...

なのでこうやってたまに「未成年の主張」よろしく「モブの主張」の場も設けて貰いたいものです。

...え?そもそも名前も無いような人が出るものじゃないって?

私たちにだって名前くらいあります。ただ、モブ故に小説内で出てこないことが多いだけです。

ほら、たまに居るじゃないですか。物語の主軸の後ろで

「山田~、それ取って~」

「おい田中、あれちょうだい」

とかいう会話。この山田や田中だって名前はあるけどモブ扱いでしょう?

なのにモブは名前が無いと思われがちなんです。

まあたくさん名前が出てきても覚えられないでしょうし...

おっと、もうそろそろお時間のようです。

それでは私はまた、どこかの物語でモブとして生きていきます。

では、またの機会に。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

短編小説『モブの葛藤』

小説や漫画、アニメに出てくるモブの気持ちを想像して書きましたw

どの物語にでもいますが、そのモブに目を向けてみるのも、たまにはいいんじゃないでしょうか?

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投稿日:2019/10/15 15:21:53

文字数:493文字

カテゴリ:小説

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