タイトル『連理桜』
作詞:Ushiko.S
ver:0.01

▼歌詞▼

夜が白むしののめの
つぼみ眠る枝を
手折った指へと問うてみるなら
夢を見るまで傍に

 月が滲み霞まとった褥の
 忘れかけた温もり連れ
 抜けた飾り髪に埋もれゆく淡雪
 溶けた心ひとつ

  吐息の熱で絡まった枝が
  ほどけるなど無理なこと
  深くもつれあいまろび出る
  揃いに咲いた桜の下で

   ふるりふるり落ちていく前ならば
   幾千染まる花衣が煽り
   キミが残していった風までも薫る
   薄紅色したしじまに

(間奏)

文が知らせたあけぼのに紛れて
震え指その枝、手折る
逢瀬失くした花弁は散り刻まれ
零れ落ちまたひとつ

 吐息の熱で絡みあった枝も
 あどけなさを覚えている
 悪戯に笑って舞い上がる
 キミと出会った桜は今も

  ふるりふるり落ちていく前少し
  永久の約束交わす口付けを
  キミが渡る夢幻の向こう側へ
  連理の枝が囁く

  ふるりふるり落ちていく前ならば
  幾千染まる花衣が煽り
  キミが残していった風までも薫る
  薄紅色したしじまに


(以下、ひらがな歌詞)

よるがーしらむしのーのめの
つぼみーねむーるえだおー
たおったーゆびえーととうてみるならー
ゆめおーみるまーでそばにー

 つきがーにじみかすみまとったしとねの
 わすれーかけたぬくもりーつーれー
 ぬけたーかーざりかみにうもれゆくあわゆき
 とけたーここーろひとつー

  といーきのねつで[から]まったえだがー
  ほどーけるなーどむりなことー
  ふかくもつれ[あい]まろびでる
  そろいーにさいたさくらーのしたで

   ふるりーふるりーおーちていーくまーえならば
   いーくせんそーまるはなごろもがあおりー
   きみがーのーこしていったかぜまでもかおる
   うすべーにいろしーたしーじーまにー


ふみがーしらせーたあけぼのにまぎれて
ふるえーゆびそのえだたーおーるー
おうせーなくしーたかべんわちりきざまれ
こぼれーおちまたひとつー

 といーきのねつでからみあったえだもー
 あどけなさおおぼーえているー
 いたずらに[わらっ]てまいあがるー
 きみーとであったさくらーわいまも

  ふるりーふるりーおちていくまえすこし
  とわのーやくそくーかわすくちづけおー
  きみがーわたるーむげんのむこうがわえ
  れんりーのえーだがささやくー

  ふるりーふるりーおーちていーくまーえならばー
  いーくせーんそーまるはなごろもがあおり
  きみがーのこしていったかぜまでもかおる
  うすべーにいろしーたしーじーまにー

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

(応募用)連理桜

こんばんは、Ushiko.S(うしこ)です。
和風曲大好きなので、飛びついてしまいました。
タイトルは「れんりざくら」と読みます。

(歌詞の解説)
まず、歌のイメージが「春、桜、昔、切ない、儚い/果敢ない」ということでしたので、昔=古語、切ない&儚い=悲恋、的なものを要素に加えて作成しました。
イメージ画像が可憐な女性(和)のため、女性目線になります。
二人の関係性は想像にお任せしますが、結果として、女性は胸に男性を思い続けたまま何年も春を一人で迎えます。切なく、儚い春の桜が表現できていれば幸いです。

余談ですが、少し大人のイメージが濃くなったのは私の好みに引っ張られました。和はイイ感じに中和してくれるので良いですね。

(こちらの作品は、下記参加作品となります)
mitt(みっと)様
【歌詞募集継続中】mitt#006:風のように~琴の音~言の葉~(仮)

閲覧数:119

投稿日:2021/05/03 01:12:41

文字数:1,123文字

カテゴリ:歌詞

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