焦点

どれだけ吐いても裂いてもなんにも
変わりゃしないって分かっているのに
変わるまで泣いて染め上げてみたい
拐ってしまいたいあたしがいるから
ら、た、た、揺らいで舞っている
光はこの胸を焦がし続けている
風穴が空いてもずっと
無くなってしまいそうだ

背中を只一つ照らしていた
この胸に穴が空きそうな程
真っ黒なあたしの影を眺めては
撫で下ろした 
あたしは何かではあるんだ

けどね至らない満ちたらない
どこかつっかかって吐き出せない
掻き出せないと一人泣いている
あたしを知った で、
其がどうしたの ねぇ、
今更何が出来るの
俯いたまんま

ゆらゆらゆら 爛然と瞬くあなた
ふらふらふら 残炎も弾けて終えた
くらくらくら 眼前を照らしていた
あなたの残像が離れなくて

どうにもならない 堪らない
足らない衝動 命からがら抱き抱えて
逃走 市街を駆け足 痛くて
終わらない 腹の無い劣等に
窃盗を働いた でも何も無い
放蕩したいよ 泣けやしなくて
「 もういいかい 」 
『 まーだだよ 』
「 もういいかい? 」 
『 まーだだよ 』
繰り返してもう何回目か忘れても
未だ まだ慣れやしない 空白に。
『 もう朝だよ 振り返って 』
「 そう... 」反対へ消え去っていった
「 嫌だ、嫌だ 」
枯れやしない、空白だ。

吐いて 吸って 泣いて 笑って
どうして痛いの
どうしても痛いよ

「   !」 
其もどれもこれもあなたの生と絡み合っていて
そう思う度例えようの無い程の
熱さが 体を抱き締めるんだ
居ても立っても居られないんだ

ゆらゆらゆら 爛然と瞬くあなた
ふらふらふら 残炎も弾けて終えた
くらくらくら 眼前を照らしていた
あなたはもう

...

どうにもならない 堪らない
足らない衝動 命からがら抱き抱えて
逃走 市街を駆け足 痛くて
終わらない 腹の無い劣等に
窃盗を働いた でも何も無い
放蕩したいよ 泣けやしなくて
「 もういいかい 」 
『 まーだだよ 』
「 もういいかい? 」 
『 まーだだよ 』
繰り返してもう何回目か忘れても
未だ まだ慣れやしない 空白に。
「 ねぇ 」
『 朝だよ 振り返って 』
「 そう... 」反対へ消え去っていった
「 嫌だ、嫌だ 」
枯れやしない、空白だ。

白んでいく空が怖くて
何一つ信じられなくて
只 一つ確かなものがあるなら
あなたが教えてくれた この光だけ

どうにもならない 堪らない
足らない衝動 命からがら抱き抱えて
背を向けていた彼方へ歩き始めた
焦げ付く胸を振り払って
終わらない 意味がなくとも
進むあたしは足りないものばかりだ
でもそのままでいい 
あなたのままでいいと
心を枯らして叫んでいるから

もういいよ
繰り返したって止まんないよ
どうしても
いつかは消えてしまうから
いつだって僕らは
点と点の中にしか居られないけど
だからこそ
ずっと色褪せないものに
焦がれてしまうんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

焦点

焦点 / 猫村いろは の歌詞

閲覧数:176

投稿日:2021/05/31 19:40:41

文字数:1,245文字

カテゴリ:歌詞

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