とらえたのは風車
真っ赤な真っ赤な風車
ふと甦る幼き頃を
砂ぼこりで隠した

儚き想いに苦しむ姫も
未来の見えない殿様も

みんな同じ空の下
命つきるまで生きる

少女もそうして生きている

血の匂いなど気にせずに

傷なんて癒えないまま
刀振り回して
乱れる髪もほったらかしで
薄く笑み浮かべて
練り歩く


追い詰められた袋小路
命つきるまで生きるだけ


とらえたのは風車?
真っ赤な真っ赤な私自身


傷なんて癒えないまま
倒れゆく体
乱れる髪の隙間から
淡く見えたのは

あの日見たあの頃に見た

真っ赤な真っ赤な風車

ライセンス

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風車(かざぐるま)

閲覧数:47

投稿日:2012/01/09 20:58:43

文字数:264文字

カテゴリ:歌詞

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