①
どんなに綺麗なハンカチも
細い糸から織りをなし
好きなあの人に差し出して
はにかみながらもうなずくよ
やがてふたりは家を出て
自由な居場所で巣を作り
甘い暮らしに訪れる刹那に
子供を育てる使命を得る
巣立った鳥はもう振り向かず
遥か遠くの島に住み
新たなつがいを得る頃に
懐かしいたらちねの香りを喫う
②
何度明かりを照らしても
毎夜恐れる幼子に
熱いハーブの紅茶を入れて
香り贈りて床に臥す
贈られる陽の向こうには
起きて遮る壁はなく
一目散に走りだす
イルカの群れを夢に見て
シンクのリズムにハッとして
見れば滴る水の香が
わたしの声を誘い出し
今日一日の糧となる
(間奏)
あなたに贈る香りよし
贈る香
秋はあっという間に過ぎます
気が付けば寒い冬
寒い時期が続く間は作曲の方を休め、内省を深めて、時にはSNSのタイムラインを眺めたりコメント入れたり調べ事したり思うことをポストするなどしています。音楽とは別のことです。
秋の中盤を過ぎた頃のこと、フッと言霊のような何かが下りて来て、慌ててメモ帳を開いて、二三が日過ぎて続きを足して、この詩ができました。
初めの投稿 2025/11/17から更新、現在Ver. 2025/11/23
時が経つと見直すかもしれませんが、今だけにあるこの時の感覚を贈る香として、これに出会ったあなたに届けたいと思ったので、上げることにしました。
(この説明文は適宜更新し違う内容に改めるかもしれません。贈る香なので)
ありがとうございます。
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