ザワザワザワザワザワザワと
小さくそれは騒いでいた
ザワザワザワザワザワザワと
叩かれた太鼓の面の様に
それは小さく波立っていた
何かの音を立てているように
その振動は収まらなかった
丸い、真ん丸い月が
その上に乗っていた
静かに、とても静かにその上に乗っていた
音は、何にもしていなかった
まるっきり何にもしていなかった
それでもその水面は
波を受けて騒いでいた
ザワザワザワザワザワザワと
月を映して騒いでいた
ザワザワザワザワザワザワと
光を弾いてざわめいていた

まるで、あの時の気持ちのよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

月音

閲覧数:189

投稿日:2009/01/11 02:45:22

文字数:250文字

カテゴリ:歌詞

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