忘らるる　身をば思はず　誓ひてし
人の命の　惜しくもあるかな

※右近（参拾八番）　『拾遺集』恋四・八百七拾より



誰かが描いた想いも　産まれ落ちた鼓動(おと)も
いつかは埋もれてしまうけど　少しだけで良いから　思い出して



苛立ちを抱く事も(憂いも)　苦悩した日々もあったけれど
いつか報われると信じて　私はここにいるの(そして…)
　
私と(私が)連なる事(列なる事)　それは旋律(しらべ)が産まれる事　
私に命を灯してくれた　貴方の想いを歌うの(聴いて)




熱くさせてよ　愛してよ　私に(私に)情熱を注いで
この世に貴方が私に　鼓動(おと)をくれたの　だから消さないで




捨てられるのはいつも突然で(理不尽に)
めぐり巡って辿り着いた場所
私は貴方の操り人形　歌う事で証明するの(してよ)



　
●
熱くさせてよ　愛してよ　私に(私に)情熱を注いで
貴方の手で私を　輝かせて欲しいの
　
私が(私で)ある為に　歌い続けなければならないの
現世から消えてしまう前に　未来(あした)を導いて

闇の中での独り舞台　いつか放たれると信じてる




私はひとり？(ひとりじゃない)
囁いて(聞こえない)
柔らかな(優しく)
かすれゆく(褪せないで)
その場所で(留まり)
強く(溢れて)
麗らかに(艶やかに)
物憂げに(幽暗な)
繊細に(嫋やかに)




誰かが描いた想いも　産まれ落ちた鼓動(おと)も
いつかは埋もれてしまうけど　少しだけで良いから(思い出して)

●repeat