ふたりの囃子唄 鼓の刻みにのせて

紅白の装束に身を包み 御山の上で暮らす双子巫女
あまねく命の焔司る 鳳(おおとり)を祀りし古の社

年に一度のこの祭りに皆の願いをこめて
右手に扇を左手に鈴を握りしめ さあ舞い踊らんと

火鳥の囃子唄 鼓の刻みにのせて
踊る私と歌うあの子の姿
満月の光あびて飛び遊(すさ)ぶ二羽の鳥のように

ふたりでひとつずつの羽

約束のかんざしだけを遺し 片翼を失った双子巫女
鏡に映った同じ面影は 君のような笑顔にはなれなくて

穢(けがれ)を禊ぎ祈り捧ぐ 贄なるさだめなれど
たったひとりの小さな願いを 何よりも叶えてあげたかった

独りの囃子唄 なくした欠片埋めるように
半分の月影を隠してみても
心の隙間満ちるはずもないことは分かっていた

残りの翼はためかせ

火鳥の祭囃子唄 鼓の刻みにのせて
歌う私と踊るあの子の姿
まぶたを閉じるだけでまた逢えるよ

最後の打上花火が今 はかなく夏空に消えて
祭りの後の落ち着かぬ夜風と静けさに
囲まれながらいつまでもひとり口遊(ずさ)む

ふたりだけの唄

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

火鳥神社の双子巫女

謡子(Sinsy)と猫村いろは(VOCALOID)のデュエット曲です。




タイトルとテーマが双子なので、かがみとつかさを歌詞に入れました。

閲覧数:181

投稿日:2019/06/15 05:30:23

文字数:465文字

カテゴリ:歌詞

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