異国文化の風が吹き
帝国にも西の風

西洋仕立てのお布団で
ちいさくわたしは丸くなる
抱えた白き脚の先
まだ少し熱を持って

はらり落つる
片目の涙
そっと掬い覗き込む
水滴の中 見えたのは

乙女一人兎心(うさぎごころ)の

街には香るは異文化の帝国にも西の風

異国香る洋食屋
田舎町には珍しき
店先前で出くわした
貴方の瞳は蒼かった
じっと見つめ離せぬ瞳


気付き慌てて走りだす
店先、立ち尽くす青年は
一人異国の髪色で


西洋布団の上乙女、一人兎心の

町外れの店青年、一人異国の髪で


想い焦がれる胸中は
いづれ引き合う運命の
にわか雨迄の長丁場

そう遠くない話

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兎心と異国の青年

昨年Upしたものの改訂版です。(11月位)

大正文化好き

閲覧数:38

投稿日:2009/11/21 03:26:10

文字数:313文字

カテゴリ:歌詞

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