長めの襟足、細長い指
笑いかけてくれて、好きっていってくれる
それなのに気まぐれね
貴方は誰にでも優しいから
わたしだけへの言葉じゃない。
それでも淡い期待を抱く
ばかだね、そんなわけないのに。
ほんの少しの事柄で、傷ついてしまう私は弱い?
もうそれ以上、ききたくないよ
あたしだけじゃないって?
闇が心に浸透していく
そこであたしは耳を塞いだ。
最初はちがったはずだった
ただ側にいて楽しいだけだった
でもある日たったひとこと、
貴方の言葉で世界が真っ暗におとされた。
心臓が凍る音がする
胸の奥が冷えてゆくのがわかる
ああ、私は貴方が好きだった
貴方の幸せだけをどうして祝えないの?
もっと可愛くてもっといい子なら。
「その子みたいに」
気づけないままならよかった
堪らずあたしは目を閉ざした。
その子よりあの子よりわたしの方が、
君のことずっと好きでしょう
なのにどうして、どうして どうしてだろう
ふと横目で流した 鏡に映るわたし、
なんて醜いの。
「ああ、あなたに似合わないな。」
さよなら<お別れ>をしよう
永遠にさようなら わたしへ。
夢を抱くのはもうやめます。
この気持ちはダンボールにつめて、
しまいこもうと思うのです。
永遠にさようなら 貴方へ。
もう会うことはないでしょう、遠い果てへいきますので。
最後にひとつだけ
また君を好きになってもいいでしょうか。
(生まれ変わったとして、そのくらいなら許してくれる?
ねえ、愛し背の君)
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