荒れ果てた部屋で音を消した君は
午後三時で止めて箱を閉めた
差し出した凶器は毒入りの飴玉
気まぐれで吐いた言葉が刺すのは所詮“ダレカ”
繰り返す“明日”は余計なお世話だよ
君も僕と此処でお茶会をしないか
閑古鳥さえ鳴かない部屋で
空のグラスに蜜を重ねた
街が透明な彩りに変わる前に
怖がらないでこの手を取って
枯れてもなお咲こうと空を零す程なら
手折る事が優しさだと言っては躊躇った
ねえ目を閉じるずっと前の記憶の中ではきっと誰もが
笑っていたでしょ
君が怖いのは痛い事じゃなくて
伸ばした手で首を絞めてしまう事でしょ
距離を取るために張った筈のパラノイア
内側も外も雁字搦めの蜘蛛の巣
全てから背を向けて逃げてる
馬鹿な魔法使いの歌には
耳を傾けないでそれは願った景色だった?
噛み砕いて
枯れそうなほど叫んだ言葉にならない愛は
今ここに私が居て貴方が居る証
ねえ目を開けて声をきいて貴方を傷つけるものなど
此処には無いから
まだ僕だって明日を希望とは呼べなくて
だけどそれでも踏み出す一歩を勇気と呼ぼう
半信半疑でもいいさ騙されたつもりでいいから
“怖がらないで この手を取って”
枯れそうならばいつでも僕が傍に居るから
君が倒れそうな時は肩を貸してあげる
ねえ僕と見る景色ならば案外悪くないもんでしょ?
どこに行きたい?
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