手 伸ばした先 倒れる身体
見る間に 赤く流れ出す命
初めて仲間 失った日に
思い馳せても 戻らない鼓動
御伽話の勇者ならば
奇跡も 自由自在に
操れるはずだろ
昔 夢に見てた剣掲げ
貫く度に 染まる暗い赤
明るい未来 手にするため
勇者らしさを 振りかざす
手 震えるまま 血反吐堪えて
見る間に 迫る顔のない命
初めて誰か 殺めた日から
汚れ続けた 戻らない心
いつか終わりが来るのならば
奇跡を 待ち続けても
意味がないはずだろ
赤く足元に転がる身体
かつての友に、一人誓い立て
争いの日々 あえぎながら
勇者らしさに しがみつく
友も仲間も光の魔法も
血まみれの手をすり抜け
消えた
深く突き刺さした止めの剣
引き抜く度に 染まる暗い赤
正しさよりも誓いのため
勇者らしさを 斬り捨て――
御伽話はもういらない
汚れた剣、赤い誓いだけ
夢も涙も枯れ果てた身
争いの日々 駆け抜ける
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A1
て のばしたさき たおれるからだ
みるまに あかくながれだすいのち
はじめてなかま うしなあたひに
おもいはせても もどらないこどう
B1
おとぎばなしのゆうしゃならば
きせきも じゆうじざいに
あやつれるはずだろ
S1
むかし ゆめにみてたつるぎかかげ
つらぬくたびに そまるくらいあか
あかるいみらい てにするため
ゆうしゃらしさを ふりかざす
A2
て ふるえるまま ちへどこらえて
みるまに せまるかおのないいのち
はじめてだれか あやめたひから
よごれつづけた もどらないこころ
B2
いつかおわりがくるのならば
きせきを まちつづけても
いみがないはずだろ
S2
あかくあしもとにころがるからだ
かつてのともに ひとりちかいたて
あらそいのひび あえぎながら
ゆうしゃらしさに しがみつく
C
とももなかまもひかりのまほうも
ちまみれのてをすりぬけ
きえた
S3
ふかくつきささしたとどめのつるぎ
ひきぬくたびに そまるくらいあか
ただしさよりもちかいのため
ゆうしゃらしさを きりすて
S4
おとぎばなしわもういらない
よごれたつるぎ あかいちかいだけ
ゆめもなみだもかれはてたみ
あらそいのひび かけぬける
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