intro
思い返せば長く　苦しみ続けた恋だった
無力な言葉が浮かんでは　消えてゆく

A
10年前の自分に戻れたら
君のもとに戻って決して離れないだろう
彼女のためにすべてを失っても構わなかった
でもいつの間にかすれ違い　二人離れていった
壊れた　絆はもう　直せない

S
抑えきれない熱い思いが　この胸で燃えつづける
苦しみの中に残った　いとおしさとなつかしさ
現実を見失うほど　身を焦がす幻想の力
この思いは空回り　決して消えはしないってのに

A
心のせいで苦しみ続けるのなら
いっそ冷たく凍らせてしまおうか
何が起きても冷静に対処すればいいさ
でも忘れた頃に　君の声がかすかに聞こえ
愚かな心がまた　叫び出す

S
幻想への誘惑が　静かな記憶を狂わせる
苦しみの中に残った　愛しさは幻じゃない
現実を見失って　桃源の世界にたどり着いた
惨めな未練が運命なら　それでいいさ最後まで　消せない

B
苦しい道に　しがみついて
つけを払って　立ち直っても
繰り返すこのわずらいの日々

S
焼け付くような刻印が　この胸に刻まれたように
自分で選んだ生き様　今更変えられもしない
君のいる場所さえも　分からないのに愚かだよね
この思いは空回り　決して消えはしないってのに