A
口溶けにふわり触れる
甘いざわめきに 探していたはずの
君の世界に繋がる 指先は弾かれる
紅いジト目に射抜かれて
B
沈黙の森に禁断が実る
魅惑的な 蠱惑的な 言葉を飲み込んで
明るい未来を捧げて謳う
脆くて簡単な感情に嫌われるように
S
些細な疵の痕が歪になる前に
笑ってしまって幸福になろう
裏切りだけを期待する運命など
端(はじ)から袖にして 君に誓う 君に誓う
A
暗がりにふわりふるえ
淡い怖がりに 宿していたはずの
君の世界に伝える 口先は阻まれる
荒い縋りに射止められ
B
静謐の殻に冒涜が騒ぐ
未開的な 自戒的な 心を啄んで
拙い一歩を掲げて謳う
微睡む荒廃な誕生に懐かれるように
S
微細な裾の指が痛くなる前に
笑ってしまって幸福になろう
背徳だけを飛来する存在など
端(はな)から厭(えん)にして 君に誓う 君に近付く
C
思い出が溶け込んでいく
まるで何でもないように
その先の きっかけ 切っ先に
お別れを遂げて 深くは満たされない
LS
詩才な嘘の詩が割れて為る前に
笑ってしまって幸福になろう
仔細な嘘の疑われて鳴る前に
笑ってしまって幸福になろう
伝説だけを肥大するまやかしなど
華から密にして 君に誓う 君に誓う
近付いて鏡面に触れる 間違った口付けに
笑ってしまって幸福になろう
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想