何も見えずに　彷徨い気が付けば　彼方の空へ
赦すように笑う　君は綺麗だ
タールはいつも煙草の上で灯り　ゆらりと燻る
赦すように笑う　君は綺麗だ

寂れたダイナーのネオンサイン　コーラで汚れた今日のマガジン
笑える話だけ繰り返し　作り笑いに戸惑うくだり
欄干の縁でシニカルに　瞬く凍星を見つめたり
ずれてゆく虹彩の狭間で　天国は一歩ずつ遠のき

思い出せないことだらけだし　君はいつの間にかはみ出すし
憂鬱な後悔　枯らしておくれ、サンタマリア

いつかの約束も色褪せていた
君はあれから世界すら騙していたんだね
古びた絵画のように剥がれていた
今も崩れず廻りゆく眩んだカルーセル


路地裏の奥の路地裏を抜け　そのまた向こうは昨日の夜だ
赦すように笑う　君は綺麗だ
正義を名乗り偽善を振る舞う　雲に覆われた間抜けな夜空
赦すように笑う　君は綺麗だ

抗い目を見張るフーリガン　瞑り飽きて捨てたビリーバー
己を映し出すエアロゾール　盲目な背反者の証
封切り済みシアター通り　ダウンしていく視界の周り
時も立ち止まるハイウェイにて　天国は一歩ずつ遠のき

思い出せないことだらけだし　君はいつの間にかはみ出すし
憂鬱な後悔　枯らしておくれ、サンタマリア

記憶を夜汽車がすり替えていた
なんて馬鹿馬鹿しき傀儡の安価な歯車
いつまでも君のため夢をただ描き
隣で罪を背負う愚かなアーティスト



いつかの約束も色褪せていた
君はあれから世界すら騙していたんだね
古びた絵画のように剥がれていた
今も崩れず廻りゆく眩んだカルーセル

記憶を夜汽車がすり替えていた
なんて馬鹿馬鹿しき傀儡の安価な歯車
いつまでも君のため夢をただ描き
隣で罪を背負う愚かなアーティスト