それから特に2人の関係については聞いていない。

美月ばかりに話していて

今まで話しかけられていたが

それっきり少なくなった。

しかし特に気にする間も無く


大会まで残りわずかとなった。

エキスパートをかけるようにみんな

練習に集中していた。

 
―そして大会当日

気を引き締めて勝負に挑んだ、が

二回戦目で0対3のストレート負けとなった。

悔しかった。だけど泣かなかった。

次々に敗れていく仲間たち。

一旦中断し、昼休憩となった。

ふと谷ちゃんのほうに目を向けると

美月からおにぎりをもらっていた。

嬉しそうに、目を細めながら食べている。

「璃依」

綾華に名前を呼ばれ目を離す。

大会が始まるとそんなこと忘れていた。



大会結果
全員敗北。


次がある。そう思って気持ちを落ち着かせることが出来た。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【Promise...】Ⅷ

閲覧数:18

投稿日:2011/07/21 00:52:12

文字数:375文字

カテゴリ:小説

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