空を飛べたらさ、ちょっとだけ、まだ消えない傷を誤魔化せるんだろうけど
そんな努力すら私はしないから
気球に全てを委ねて生きてる
一瞬地獄に落ちていく

どんな可能性も無駄になるように暮らしてる
どうせ、どうせって俯いたまま歩く
「この曲好きじゃないんだよね、最後には救われて」
そんな批評も多数の護衛に埋もれてく

「どっちでもいい」なら私を救って
「君の生き方で」なんて言うならただ死を看取ってくれよ
そうだ、「死にたい」なんてどうせ誰かが考えた「逃げたい」の比喩表現だ

月の裏側を見に行けたらさ、ちょっとだけ、まだ見えない世界を見られるんだろうけど
そんな勇気すら私にはないから
地球に張り付いて生きてる
一生地国に暮らしてる

あれから幾年も経って
私も大人になって
軽々しく生死を語る自分を軽視している
まあ、どうせそれも全部言葉の綾で
本当はミリも思ってなくて

過去の業を背負ったまま生きるのは苦しいが
免れるなんてそれはあんまりでしょう?

太陽の中に飛び込めたらさ、わたしだけ、まだ消えない存在を消せるんだけどなあ
そんな思考だけなくなってくれないから
宇宙に固執して生きてる
一体真実はどこなんだ!

人生という大きな方舟は
私を洪水の渦に突き落としてはくれないから
自分で行くしかないんだ
自分で星になるしかないんだ

空を
飛んで

ずっと飛び続けた
空まで昇り続けたが
太陽は、星々はわたしを嘲笑うだけだ
「多数の犠牲の上に私は成り立っている」

空を飛べたらさ、ちょっとだけ、まだ消えない斑も報われるんだろうけど
そんな私は私じゃないと気づいた
今更か
途中で諦めて下を向く
そしてジゴクに落ちる

そして私が嫌ったハッピーエンドは星へと変わる

とても残念だな。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

星になれなかった

ありきたりな歌詞

閲覧数:81

投稿日:2022/10/21 22:56:27

文字数:746文字

カテゴリ:歌詞

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