[A]
何気なく握ったペン先
白に線が流れていく
出口を失った言葉が
また僕を見つめるように
[B]
滲む「生」と「死」の境界線
落ちる影 鍵盤の音
届かないその背の広さに
また一つ何かを映していく
[S]
揺らぐ僕の見つめるその先に
少しだけ「私(きみ)」は触れていて
隠しきれなかった傷跡が
囁くようにその手に残るのだ
[A]
聞こえてるあの流れる音
懐かしさに反射してく
いつも傍にあった言葉が
また僕を見つけるように
[B]
滲む「現(うつつ)」「夢(む)」の境界線
逸らせない あなたの鼓動
舞い落ちる音のない雫
それはいつも僕を捉えていた
[C]
零れ落ちたその音を
何度も何度も拾い上げて
僕の奏でる指先が
明日でなかったとしても
[LS]
揺らぐ「私(きみ)」の見つめるその先に
少しだけ僕は触れていて
隠しきれなかった思い出が
囁くようにその手に残るのだ
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