『自我同一性』
プラスティックの玩具も投げ終わり
好きな女の子を苛めたり
仲間と体を動かし競い合った
そうして駆けていった僕等は
いつの間にか 大人の入り口だった
僕等はやっとそれに気づいて
驚いて 混乱して 拡散した
もう戻れない 進むしかない
まるで大きな風に押されているよう
大きくなったら 何をするの?
「特撮のヒーローになりたい」
大人になったら 何がしたい?
「警察官になりたいと思うよ」
僕等は何度 尋ねられ
そして幾度も 叶わぬ願いを答える
大人は何が聞きたいんだろう
僕等は何ができるんだろう
成人ハードルを飛び越える前に
社会人という塊に飛び込む前に
学生という網から抜け出す前に
僕等は何かをしなくてはいけないんだ
拡散した心を拾い集めて
自分という糸で縫いとめて
そうして変われた心を
鏡に映すんだ 鏡に映るのは大人
道を切り捨てて いつか自分も切り捨てて
それが大人ってやつだろう
遠くから見たら 大人は汚いって見えるのかな
それでも いつかは 何かを 誰かを 切り捨てる
そうして得たモノは 僕が望んだものでは無いのかもしれない
いずれ選択するのだ それが大人になったという義務
未来を見て 自分を見て 少し遅くてもいい
後悔するかもしれない それが選択ってこと
変革 選択 その時はいずれ訪れる
心をちゃんと磨いて 進んで
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