「あ。」
ぽかりと口を開けてミクが言った。
何の意味もなさない音声が空間にぽんと現れ、霧散していく。
「どしたの」
僕の問いかけには応えないまま、ミクはぼんやりと部屋の片隅で三角座りしたまま動かない。コテリとたたんだ布団に寄りかかって蛍光灯の辺りを眺めてなんかいる。
僕は作業へと戻り、ミクはまたスタンバイモードに戻る。ただ、それだけ。
痛いほどの沈黙が鼓膜を突き刺して中枢神経に侵入する感覚がたまらなくて、僕はただただキーを打ち込んだ。
沈黙。
沈黙。
沈黙。
「マスター?」
不意にミクが稼働し、僕に話しかける。
「ん?」
「さっきのうた、私のために書いてくれたんですよね」
どこからかよく肥えた蠅が侵入してきて、小さく天井をかすめる音を生んだ。
パソコンの稼働音、冷蔵庫のうなり、小さく動くミクの衣擦れの音。
全てが全て意味をなさないままに空間へ溶け込む。
「ミクのためじゃない曲なんて書いたこと無いよ」
心なしか嬉しそうにミクは身じろぎして小さく唄を口ずさむ。
意味の無い音。
なにも成さないはずの音が心地よくココロを揺さぶった。
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