飛び降り少女
俯いた影自ら踏んで
あるきなれない
ワルツを踊ってる

どこに向かうの
それすらも分からない
祭壇の果て
生真面目妥当


夜空にお星様
何を願おうか
手を伸ばしてみて
届くわけねーだろう

嫌いなあいつ
背番号は703
叩き潰して
てっぺんで世界を見る


飛び降りて飛び降りて
私が帰る日を
鮮明に鮮明に
足元を確認するの
ガクガク震えて
なんだか可哀想だ
投げ出して投げ出して
私が私に戻る日を


凶系少女
踏みにじった自らを
手にした刃で
さらに突き刺してみる


水溜まりにできた影
飛び降り前
壱、弐の参で
さようなら(笑)


飛び降りて飛び降りて
喚く世界に背を向ける
果てしない終わりが
どこまでつづいた

泣き喚き泣き喚き
私が震えた
帰る日と交わる日が
交差したあの日の雄弁


泣き喚き泣き喚き
取り乱した自己満を
踏みにじった
踏みにじった
まだまだ生きていたいです


帰る場所がないなら
ジャンプで示して
俯いた


ここが終着点
私が終着点


飛び降り少女
俯いた影自ら踏んで
誰が決めたの
それを人は
人生と呼んだ