ささにしき

そーだよね
いつしかそうとわかるぐらいに
古びたネジが回したのは寂れたゼンマイの穴の中でして
仲良く友達ごっこも飽きた頃に
言い逃れ出来ないぐらいの窮地にいました
震えた手が掴んだのは
しっくりくるケータイで
力が自然に無くなったのがわかるぐらいに
誰かに好きと言わせて
それで僕は満足ですか？...

そうだねこんなに無用に生きれるなら
一層高望みとかしてみようか
そうだねこんなに無用に喜べるなら
素直に泣いてみてもいいかもね
しあわせになりたくない嘘ついた
ごめんなさい
自分の状況わかってないみたいだね
そーゆーの飽きた
正直世界が終わっても、別に今は構わない
しあわせになるために...

世界の多分中心に
あたしが生きてるとか
君には相当どうでもいい
らしいからじゃあ
あたしから
宣戦布告といきましょう
お気に入りのギターと
機関銃をひっさげて
あんたが知らない世界で
アンプを吠えさせる...

健全男子
生きてる意味なし
価値が分かる
価値観皆無
無ければいい
論外な感情
干渉御免
無能に低減
言い訳無用
無欲に落札...

重たい何か纏わりついて
静かに夜に溶けて俯いて
どうやら何か背中にあるよ
どうしても通れない未来の果て
探してるゴールはいつも手前で逃げてなくなっていた
隣の誰かはそれをいとも簡単に
手にして離して
「それならばボクにくれ」
泣きついて手にしたもの
他人のものなのに...

a:例えばこんなダルい空気が
僕らをつつんで離さなくても
それが人を掴んで離さなくても
世界はそれを「愛」と呼んだ
b:アナタがそれを否定して
証明できる何かを探しても
僕は君を好きでいられる
s前:理由はないよ
だって好きだもん
そう思えるだけで...

a:「好きだよ」と呟いて消えて
雄弁に語るその口が恨めしい
捨てたはずの気持ち
そこらじゅうに散らかって
どうやらまだ君を忘れていないようだ
b:「愛してよ」と囁いて消えて
とどめどなく流れる涙を何と例えれば気がすむの
アタシ１人分流した涙が世界を回る
s:確かにあった口にした言葉を
今は吐き出すこ...

バカだとは思っていた
気付いてやれなかった下の方の思い
鈍い色をした感情と一緒
明日を見てはまた泣いて
君が向ける言葉など、盲目に等しいから
薄っぺらいアイシテルもどうか届かないで
耳を塞ぐ前から聞こえなくなる君の声
止まる仕草もないまま、泣き出す僕の喉笛
聞こえない君の言葉紡いで
知りたくないと塞...

腐った世間
昼と夜と空の下で俺は生きている
担いだフォークを自慢して
自己満孤立を主張する
笑う黒猫蹴飛ばして
路上で吐き出す音程を
振り返ってまで止めにくる奴らを
神はゴミと呼んだ
「そうすれば強くなれる？もぅ何処にも逃げなくていい？」
酔いつぶれた人間様が...

飛び降り少女
俯いた影自ら踏んで
あるきなれない
ワルツを踊ってる
どこに向かうの
それすらも分からない
祭壇の果て
生真面目妥当
夜空にお星様
何を願おうか...

折れた東京タワーのてっぺんで
欠けたアタシの恋心と
無くしたいつかの記憶
それでもいいと誰が決めたの
忘れた偽りの現実問題
映した手鏡の現実逃避
そこに立てば世界が手に入ると
手を伸ばした矢先の事
木星と火星を一周飛んで約束したの
届いたのは...

汚れた世界の中の１つの穴のあいた胸の中で
ラジオが狂った音と一緒に
犬がソーダ味の舌なめずり
「そこに世界があるのかい？」
聞こえた男の悲痛な叫び妄想世界で主人公
いつでもスワンと
ランデヴー
鱗が逆立つ鯉の群れ
群青を満たした今日の朝
胸の中の犬が騒ぐ...

明日世界が無くなるらしい
天気予報は晴れなのにね
世界が無くなる一瞬の内に
僕が君を見つける
明日君がいなくなったら
画面越しの愛を送るよ
世界が無くなる一瞬の内に
僕が君を見つける
　
タイムリミットとか...

そんなことお前に教えねぇよ
僕はまだここにいる
Hello 偽善者
Goodbye 私
そうして怯えて生きてるの
僕もいつか知らないよ
Hello 偽善者
Goodbye 明日
生きてて悪い？
うんっていっていいよ...