A

浴室の鏡の前に座って
汚れた白いワンピース 裸足の君
暖かな日差し 春の空気

B

鋏を入れる 君の前髪
心の中に嵐の去った朝

S

切りそろえた前髪がさ 悲しく見えたんだ
コメディみたいな
映画の中に僕はいた すぐ泣けてしまうような
そんな風景を

A

カトラリー 並べた机はそのまま
タイルの惚けたピンク色 黒髪の君
珈琲の香り さめてしまったな

B'

君の視界は 鏡だけ映して
一旦融け合った二人も
結局二人の独りだ ああ

S

切り落とした前髪がさ 流れて詰まってゆく
「僕らみたいだ」
世間の渦に巻かれずに 漂い流れていくのか
そんな日々を

SS

昇りきった太陽がさ 浴室を暗くするんだ
馬鹿みたいだろ?
浴室の鏡が反射した 残る髪の毛を照らした
微かな 朝の匂い
汚れたワンピースを置いていった

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bangs

"嵐の去った後の朝、汚れた君。"

閲覧数:273

投稿日:2018/08/18 00:23:16

文字数:364文字

カテゴリ:歌詞

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