小鳥のさえずりに
私は耳をすます
あなたの言葉さえ
わからないけれど…

朝夕　繰り返す
屋敷の窓辺からは
あなたの想いさえ
届かないけれど…

あの雲の向こう側へ(幸せをしらず)
月は揺れるの？(歌う、オランピア)
哀しげに頬濡らす(その頬を濡らす)
雨音に触れた(夜の月灯り)

唇は、うたを捜しています。
(貴女はただ美しいまま…)

あなたと出逢った今日は
(貴女と出逢った夜も)
まるで夢のようでしょう
(こんな世界だったね)
今だけは微笑んで
(今だけは泣かないで)
ワルツを歌うの
(ワルツを聴かせて…)


あの空の向こう側は(思い出をしらず)
どんな色なの？(歌う、オランピア)
暖かい手のひらも(その手から零れ)
明日には忘れて(落ちる記憶にも)

雨音へ、うたを捜すのでしょう。
(貴女はただ美しいまま…)

あなたと出逢った今日は
(哀しみのオランピア)
まるで夢のようでしょう
(雨に濡れて)
今だけは微笑んで
(微笑む。それは、マリア)
ワルツを歌うの
(恋に堕ちた)

見つからぬユートピア
(貴女と出逢った夜も)
捜し求め
(こんな世界だったね)
歌う。刹那のアリア
(全て忘れてしまう)
恋を知った…
(これは、恋の夢…)

あなたへと歌う愛は
(貴女を願った恋は)
ゼンマイ仕掛けの夢
今だけは微笑んで
(今だけは泣かないで)
別れを歌うの
(別れを歌って…)