A1
さっきから　視界の端に
映ってる染みひとつ
見えないふり

後ろの窓際　頬杖で
平静装うプライド

手をあげろ　下る命令
脅迫によく似てる多数決です

うるさいクラスルーム　すり抜け
長めのホームルーム　現る

B1
絶望ちゃん　こんにちは
黒いリボン　似合うよ

S1
いろいろなタイミングと
いろいろな足音で
どこへ行ったってそうだよって
囁いてくるんだろ


A2
今だってへばりついてる
反論を諦めた喉の奥に

転調A2
夜明けまで　居座りながら
喋らずに　動かずに　僕を見てる

もたつくクラスルーム　過ぎても
心はミラールーム　出られず

S2
いろいろな積み重ねと
いろいろな思惑が
実っちゃったって　これだよって
差し出してくる

いろいろなタイミングと
いろいろな足音で
明日もきっと雨だよって
囁きながら

どこへ行ったってそうだよって
囁きながら



【譜割り・()は一音分】

A1
さっきから
しかいのはしに
うつってる
しみひとつ
みえないふり

うしろの
まどぎわ
(ほお)づえで
へいせい
よそおう
プライド

てをあげろ
くだるめいれい
(きょ)うはくに
よくにてる
た(すう)けつです

うるさい
クラス(ルーム)
すりぬけ
ながめの
ホーム(ルーム)
あらわる

B1
ぜつ(ぼう)(ちゃーん)
(こーん)にち(はー)
くろいリ(ボーン)
(にー)あう(よー)

S1
いろいろなタ
イミングと
いろいろなあ
しおとで
どこへ(いっ)(たっ)て
そうだ(よっ)て
ささやいてく
(るん)だろ


A2
いまだって
へばりついてる
はんろんを
あきらめた
のどのおくに

転調A2
よあけまで
いすわりながら
(しゃ)べらずに
うごかずに
ぼくをみてる

もたつく
クラス(ルーム)
すぎても
こころは
ミラー(ルーム)
でられず

S2
いろいろなつ
みかさねと
いろいろなお
もわくが
みのっ(ちゃっ)(たっ)て
これだ(よっ)て
さしだしてくる

いろいろなた
いみんぐと
いろいろなあ
しおとで
あしたも(きっ)と
あめだ(よっ)て
ささやきながら

どこへ(いっ)(たっ)て
そうだ(よっ)て
ささやきながら
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