夏の暑さを僅かに残す車内
他愛ないおしゃべりをしても
肘置き一つ分の距離が
もどかしくて堪らなかった
私の気持ち全部見透かすみたいに
大きな手が首を撫でる
涼し気な瞳で、なんで

何気ない会話に
散りばめた好きを
上手く握って、
けど知らん振り
明日もきっとまだ

「どうしたの」なんて
「ダメなの?」だなんて
甘い声に酔わされてる
強がっていたって
簡単に触れちゃって
いつかは苦い思い出になってく
この時をただ噛み締めている
『夏のせい』だとか
言い訳並べても
本当は分かってるんだ
止まない蝉時雨

あの夜の余韻だとか探すLINE
他愛ないおしゃべりでさえも
傍に居ないこの実感が
苦しくて堪らなかった
私の気持ち全部操るみたいに
言葉が輪郭をなぞる
涼し気な顔で、なんて

何気ない会話さえ
隠せない好きが
下手に上ずって空回りしてる
明日もきっとまた

一日だけの
過ちなんて
甘い記憶支配している
強がってみたって
涙は出ちゃって
いつかは笑って思い出せる?
この時をただ噛み締めている
『夏のせい』だなんて
言えないよ…

間違いでいい
未来は欲しくない
″たった一度きり″
そんなのイヤだ
重ねた数だけ
苦しくなること
知っているけど

一日だけの
過ちだなんて…

「どうしたの」なんて
「ダメなの?」だなんて
甘い声が消えないの
強がっていたって
簡単に触れちゃって
いつかは苦い思い出になってく
この時をただ噛み締めている
『夏のせい』だとか
言い訳並べても
本当は分かってるんだ
止まない蝉時雨

止まない恋慕
降り注ぐ夏の日

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止まない蝉時雨

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投稿日:2022/10/07 18:41:33

文字数:675文字

カテゴリ:歌詞

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