朝焼けに触れる指
その跡をなぞる夜
酸素の濃いこの部屋は何だか逆に物足りなくて

一つ多い癖がつく
余した紅茶の湯気が
君の後を追うように午後3時の闇に溶けていく

目の前で 抉って 晒して 崩して
触れないで 聴かないで 嗚呼、泣かないで
温度の無い指先の感触がまだ拭えないんだ

Hello & nice to meet youなんて
これで何度目の台詞でしょう
からっぽなまんまじゃいつか
間違えて埋めてしまうから
早く

月闇に添えた歌
座らせたDollには
瞬きから教えよう息の吸い方一つさえも

お下がりの服を着て
ゆるく巻いた長い髪
どうもうまく行かないな比べてははまた溜息

記憶を探して写して重ねて
隠して騙して嗚呼、誤魔化して
「要らない?」と嘆いた言葉なら
どこかに捨ててしまったから

Hello & nice to meet youなんて
あと何度繰り返すつもりさ
飲み込んだその言葉の
続きを聴かせて欲しいんだ
その口から

一つ多い砂糖
お気に入りのケーキも
どれも違うから
また分からなくなる

影を追った先で
見つけた言葉はきっと違うけど
新しい答えをくれたんだ
君と違う笑顔で

鍵を飲み込んだ悪い猫なら
また明日と嘘を吐いた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

Lost Crown_歌詞

歌詞でやんす

閲覧数:87

投稿日:2020/03/14 08:41:22

文字数:531文字

カテゴリ:歌詞

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